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令和3年6月18日開催

第66期通常組合員総代会 その2

以下の計表に基づき、経営状況及び中期経営計画について説明しました。

▼クリックすると表組みが確認できます。

2020年度(2021年3月期)決算
 

1.主要勘定

(単位:百万円)

第3次中期経営計画(2021~2023年度)
<計数計画>

1.主要勘定

(単位:百万円)

  科目 2021年3月期
平残(末残)
2020年3月期
平残(末残)
前年比
平残増減
(末残)

(末残)
1 預金残高 99,599
(105,779)
94,276
(97,414)
5,323
(8,364)
5.6%
(8.5%)
2 貸出金残高 15,112
(17,408)
13,720
(16,195)
1,392
(1,213)
10.1%
(7.4%)
3 有価証券残高 10,781
(10,343)
12,003
(12,282)
-1,222
(-1,939)
-10.1%
(-15.7%)
4 金融機関預け金残高 76,612
(82,159)
70,585
(71,921)
6,026
(10,237)
8.5%
(14.2%)
  2022/3平残
(今年度)
2023/3平残 2024/3平残
1 105,000 106,000 107,000
2 16,000 16,500 17,000
3 12,000 12,500 13,000
4 80,000 80,000 80,000

2.損益

(単位:千円)

2.損益

(単位:千円)

  科目 2021年3月期 2020年3月期 前年比
増減
1 貸出金利息 186,734 170,616 16,118 9.4%
2 有価証券利息配当金 146,820 168,530 -21,710 -12.8%
3 金融機関預け金利息 108,770 106,117 2,652 2.5%
4 国債等債券売却益 110,560 98,998 11,562 11.6%
5 業務収益 572,215 565,120 7,094 1.2%
6 預金利息 57,746 54,441 3,304 6.0%
7 国債等債券売却損・償却 186,948 17 186,931 -
8 人件費 197,528 193,219 4,309 2.2%
9 物件費 111,586 121,951 -10,364 -8.4%
10 業務費用 569,593 391,323 178,270 45.5%
11 業務純益 2,621 173,797 -171,175 -
12 コア業務純益 79,009 74,817 4,192 5.6%
13 臨時収益 114,795 1,194 113,601 -
14 臨時費用 44,121 67,164 -23,042 -
15 経常利益 73,295 107,827 -34,531 -32.0%
16 法人税等(-) -35,539 40,457 -75,996 -
17 当期純利益 108,835 67,369 41,465 61.5%
  2022/3
(今年度)
2023/3 2024/3
1 197,500 203,500 210,000
2 154,000 160,500 167,000
3 113,000 113,000 113,000
4      
5 483,700 496,200 509,200
6 61,000 61,500 62,000
7      
8 203,000 206,000 209,000
9 112,500 113,500 114,500
10 392,700 392,700 401,700
11 91,000 99,000 107,500
12 91,000 99,000 107,500
13      
14      
15 91,000 99,000 107,500
16 26,000 28,000 30,500
17 65,000 71,000 77,000

3.主要勘定利回りと諸比率

3.主要勘定利回りと諸比率

  科目 2021年3月期 2020年3月期 前年比
ポイント
1 貸出金利回り 1.23% 1.24% -0.01
2 有価証券利回り 1.36% 1.40% -0.04
3 金融機関預け金利回り 0.14% 0.15% -0.01
4 資金運用利回り 0.43% 0.46% -0.03
5 預金利回り 0.05% 0.05% -
6 経費率 0.31% 0.33% -0.02
7 資金調達原価率 0.36% 0.39% -0.03
8 総資金利鞘 0.07% 0.07% -
  2022/3
(今年度)
2023/3 2024/3
1 1.23% 1.23% 1.23%
2 1.28% 1.28% 1.28%
3 0.14% 0.14% 0.14%
4 0.43% 0.43% 0.44%
5 0.05% 0.05% 0.05%
6 0.30% 0.30% 0.30%
7 0.36% 0.35% 0.35%
8 0.07% 0.08% 0.09%

考え方要旨

経営方針

健全経営に徹するとともに、証券業界の金融機関として業界のニーズに応え、業界が必要とする業務を遂行するため、組織一丸となった営業活動の展開と、それを可能にする強固で付加価値の高い組織力を構築する。

基本戦略

第2次中期経営計画における業績、収益力向上の原動力となった組合員、顧客との丁寧なface to faceの対応をさらに高度化させたビジネス展開を図っていく。コロナ禍の収束はいまだ混沌としているが、そうした中でも、組織一丸となって感染防止と業務遂行の両立を図り、エッセンシャルワーカーとしての社会的責任を果たしていく。

  • 1.業務運営
    • (1) 貸出業務
      • ① 証券会社向け融資
        証券会社とのコミュニケーション強化による取引深耕および当信組の特性をPRし新規取引先等の拡大に繋げる
      • ② 一般投資家向け証券担保ローン
        証券担保ローンおよび独自商品であるストックオプションローンの利用促進
      • ③ 証券業界の役職員向け各種ローン
        低金利のメリットと福利厚生的意義を強調し利用促進を図る
    • (2) 預金業務
      可能な限り預入ニーズに応えていく
    • (3) 有価証券運用業務
      丁寧かつきめ細かな商品・銘柄選定と機動的な売買運用
  • 2.組織運営
    • (1) 付加価値の高い組織運営
      • ① 職員が働きがいを実感しつつ職務遂行能力を高めることにより組織力の底上げを目指す
      • ② 感染防止策の徹底を図りつつ、コロナ禍においても的確な業務運営を遂行する
    • (2) 営業基盤の強化
      • ① 顧客情報の高度な活用
      • ② 知名度・認知度向上に向けた取り組み
    • (3) リスク管理態勢の向上
      当組合の業務特性を踏まえたバランスのとれたリスク管理体制の構築
    • (4) コンプライアンス、ガバナンス態勢の強化
      • ① 金融機関に求められる社会的責任と公共的使命・役割を認識し、経営の健全性・業務の適切性確保に向け万全を期す
      • ② 監事による深度ある経営チェックに基づくガバナンス態勢の強化およびより効率的かつ実効性のある内部検査の実施

コア業務純益の推移 (百万円) コア業務純益の推移

コア業務純益主要項目の推移

(百万円)

  2015年
3月
2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
第3次 中期経営計画
2022年
3月
2023年
3月
2024年
3月
貸出利息 133 133 148 155 154 170 186 197 203 210
有価証券利息
配当金
76 103 116 136 157 168 146 154 160 167
預け金利息
— 支払預金利息
24 24 33 50 51 51 51 52 51 51
経費(人件費・
物件費)
320 308 300 297 306 315 309 315 319 323
コア業務純益 -66 -27 7 54 62 74 79 91 99 107

保有有価証券の推移 保有有価証券の推移

保有有価証券内訳の推移

(百万円)

  2012年
3月
2013年
3月
2014年
3月
2015年
3月
2016年
3月
2017年
3月
2018年
3月
2019年
3月
2020年
3月
2021年
3月
国債     1,239 2,555 2,519 1,899 1,899 1,899 1,899 500
社債 2,501 1,902 2,662 3,559 4,506 4,903 6,101 6,100 6,600 6,747
外国証券 2,651 1,549 1,249 1,153 1,804 1,502 1,601 2,000 1,700 1,200
株式 1,124 421 154 177 411 411 462 562 515 494
投資信託 1,181 1,037 52 558 548 743 1,082 1,098 814 197
その他証券 172                  
保有合計 7,631 4,911 5,359 8,003 9,790 9,461 11,147 11,661 11,530 9,139
評価差額 -439 673 566 755 861 709 946 1,021 751 1,203

八尾理事長は、最後に以下のとおり締めくくりました。

当組合は、証券業界のための金融機関でありますが、同時に信用組合の原点である地域コミュニティーと密接な関係を保ち、地域に貢献するという点も大切に考えています。証券業界発祥の地である兜町、茅場町にオフィスを構える金融機関として、これから大いなる変貌が期待される兜町、茅場町の発展にも微力ながらも貢献し、そして、多くの皆さまに認知され、可愛がられる信用組合を目指し頑張っていきたいと思っております。
今後とも、どうぞご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。